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「潜在的イメージ」モダン・アートの曖昧性と不確定性 著者:ダリオ・ガンボーニ 訳者:藤原貞朗  三元社

「潜在的イメージ」モダン・アートの曖昧性と不確定性
      [著者]ダリオ・ガンボーニ [訳者]藤原貞朗      三元社


    A5判上製/688頁





芸術家が意図した以上のものを観る者が読み取り、解釈を行うことは逸脱的な過剰解釈であろうか? 
歪んだ解釈を否定するだけでは問題は解決しない。疑念から生じた数々の解釈の是非を選別する術を手に入れねばならない。そのためには、作品の生成プロセス、コンテクスト、作品受容の研究によって、作者と作品と観る者の間主観的な対峙を試金石とし、作品が惹起した「疑念」のありかを突き止めねばならない。主観的な解釈へと駆り立てた疑惑を否定することなく、危険な解釈を賭けとし、大胆かつ慎重な証明手続きによって、「見る」ことの権利を獲得せねばならない。

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  • 「潜在的イメージ」モダン・アートの曖昧性と不確定性 著者:ダリオ・ガンボーニ 訳者:藤原貞朗  三元社

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  • と素なぜ、書写・書道を学ぶのか――。

    学校教芸術家が意図した以上のものを観る者が読み取り、解釈を行うことは逸脱的な過剰解釈であろうか?────

    芸術家が意図した以上のものを観る者が読み取り、解釈を行うことは逸脱的な過剰解釈であろうか? 歪んだ解釈を否定するだけでは問題は解決しない。疑念から生じた数々の解釈の是非を選別する術を手に入れねばならない。そのためには、作品の生成プロセス、コンテクスト、作品受容の研究によって、作者と作品と観る者の間主観的な対峙を試金石とし、作品が惹起した「疑念」のありかを突き止めねばならない。主観的な解釈へと駆り立てた疑惑を否定することなく、危険な解釈を賭けとし、大胆かつ慎重な証明手続きによって、「見る」ことの権利を獲得せねばならない。育から成人教育まで、書写・書道の指導にたずさわる11名が、「言葉」「書くこと」「造形」をめぐって展開する「書」の実践集。学習者と指導者双方の学びが円環をなすことで、書における学びが、いわゆる「お習字」の枠を超え、国語、社会、美術、そして生涯にわたる学びへと連鎖していく――学びのあり方「学び観」を提示する。

    「書って、なんだかよくわからない」への手がかりと

  • [目次]
     日本語版のための著者まえがき 7

     序章 「神秘の感覚」 13

     第1章 曖昧性と不確定性 19
         定義と類型について 19
         知覚心理学 21  
         偶発的イメージ 25  
         隠されたイメージ 28  
         潜在的イメージ 31

     第2章 起源から古典時代まで 37
         人類学と歴史学 37  
         神話と芸術の起源の痕跡 38  
         極東への小旅行 42  
         古代と中世 46  
         イタリア・ルネサンス 51  
         北方ルネサンス 60  
         マニエリスムと周縁化(マージナル化) 68

     第3章 啓蒙時代から印象派へ 79
         「諸能力の女王」としての想像力 79  
         イメージの遊戯 84  
         カズンズからドラクロワへ 94  
         文学者のデッサン 102  
         ロマン主義とレアリスム 111  
         印象派と音楽性 122

     第4章 ルドン、アンソール、スーラ 127
         ルドン、伝記と美学 127  
         暗示的芸術の実践 131  
         理論、受容、影響、意味作用 143  
         アンソールと幻想 146
         スーラとデッサン作品 152

     第5章 ゴーギャン、ポン=タヴェン、ナビ派 159
         ゴーギャンと潜在的イメージ 159  
         パリ、ブルターニュ、アルル、そして、ファン・ゴッホ 161  
         タヒチ 169  
         ポン=タヴェン派 177  
         ナビ派 182

     第6章 世紀の転換点にて 193
         (複数の)象徴主義 193  
         モロー、ドガ、モネ、セザンヌ 197  
         彫刻と暗示 212  
         「偶然の産物」と抽象的装飾(オーナメント) 219  
         国際性の概観 224

     第7章 キュビスム、抽象、レディー=メイド 237
         系譜学 237  
         キュビスム 241  
         初期の抽象芸術 248  
         デュシャン&カンパニー 259

     第8章 イメージの共同体 273
         平行現象、あるいは交流―因果関係? 273  
         遊戯・娯楽イメージ 278  
         笑いのための芸術 287  
         自然の鉛筆 295  
         草創期の映画とカムフラージュ 301

     第9章 言葉とともに 307
         知覚と幻覚 308  
         詩学 311  
         アウグスト・ストリンドベリ 319  
         美術批評 326  美学 331

     第10章 思想の世界のなかで 337
         哲学と知覚心理学 337  
         夢と「無意識」の探究 344  
         精神病理学と「狂人の芸術」 351  
         幼年期、起源、コミュニケーション 358  
         内在性と超越性 362

     第11章 大戦間 371
         シュルレアリスムと象徴主義 372  
         エルンストとダリ 378  
         シュルレアリスムと抽象 388  
         不純な抽象 396

     第12章 モダニズム以後の曖昧性 405
         緊張緩和(デタント) 405  
         行為(アクション)・物質性・形象(フィギュール) 409  
         「判じ絵」への回帰 418
         幻影と歪像(アナモルフォーズ) 425  
         第二芸術、芸術のための芸術 431

     終章 権力の再分配 443

      訳者あとがき 449
      注 461
      参考図版 575
      人名索引 1
      事項索引 27
      参考文献一覧 43
      図版一覧 87

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